フォルスクラブの販売方法がマルチ商品に向かない理由

「フォルスクラブ」は、株式会社イー・ラーニング研究所が提供しているサービスの総称で、利用者だけでなく利用者の家族も利用できるような学習コンテンツを提供しています。現在は順調に利用者を増やしているようですが、以前はマルチ商品の販売をしているといった噂を流されたことがありました。情報の発生源やその後どのように収束したのかは不明ですが、フォルスクラブにとって大変な出来事だったようです。フォルスクラブのホームページやコンテンツを見る限りマルチ商品とは無縁の優良な会社といった印象を受けますし、そうした商品の販売には向かないと思われます。

 

《学習教材はマルチ商品として不向き》
一般的にマルチ商品はターゲット層を選ぶ必要が無く、誰もが共通して惹きつけられる物であるのが理想とされています。例えば人間の永遠のテーマである「健康」に関連した健康食品やサプリメントなどはマルチ販売の有力な商品となります。しかし、フォルスクラブが取り扱っている商品は「学習教材」で、例えば「幼児向け音感育脳システム」や「大学入試対策講座」、「小学生向け英語アプリ」といったターゲットが限定されるものばかりです。これではマルチな販売を行おうとしても対象者を見つけるのは困難でしょうし非効率過ぎます。

 

《リーズナブルな価格が裏目に》
マルチ商品を販売する人達の目的は、その商品を売った事で得られる「報酬」にあります。例えば商品の価格が10万円で、売り上げた際の報酬が商品価格の10%ならば1万円が報酬として受け取れる事になります。しかし、フォルスクラブのサービス料金は入会金と月額利用料金を合わせても16,000円です。仮に売り上げた際の報酬が入会金と初回の月額利用料金の10%ならば、受け取れる報酬は1,600円でしょうか。あちこち走り回って1商品を売った報酬が1,600円ではとてもではありませんが魅力的とは言えません。フォルスクラブのサービスを純粋に利用したい人にとっては嬉しい価格が、マルチ商品では裏目になってしまうのです。

 

《結果が求められる》
フォルスクラブのサービスに興味を持つ人はマルチ商品を売る事で報酬を得たい人達ばかりではありません。中にはサービスを純粋に利用したい人達もいる訳ですから、サービスを利用して結果が出なければクレームが発生するリスクがあります。特にフォルスクラブで取り扱っているサービスは大学入試対策講座などの結果に対してシビアな評価を下され易いものばかりですから、利益目的で売りさばくにはリスクが大き過ぎるのです。

 

《マルチ商品に向かない》
以上のような理由からフォルスクラブが取り扱っている商品がマルチ商品である可能性は低く、効率や利益を考えても何のメリットも無いことが分かるかと思います。もしもそのような販売方法をするのであれば、もっと売り易い商品を取り扱っているでしょう。子供の将来に影響する「教育・学習」といったコンテンツを扱っている訳ですから一定水準以上の質が求められるのは明らかです。そして、実際に多くの利用者に支持されているのですからその質を満たしていると考えられますし、健全な経営がされていると判断しても間違いないのではないでしょうか。

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